秘密の森|비밀의 숲

1話ずつ感想書いていくつもりが勢いですべて見てしまいました。

検事が主人公で、最初に起こった事件から次第に検察と警察の上層部のみならず、韓国の既得権益を得ている権力者たちの闇が見えてくる話でした。このお話、全体を通じてひとつの事件を追っていて、さらにそれに連なる事件がどんどんわいてくるのですが、登場人物がそれぞれに立場を持っており、それが絡み合うことで、どの人も怪しく見えてきます。日本のドラマでもこのカタチはあるのですが、韓国ドラマは1話が長く、シーズン全体で16話をかけて描かれるので重みがすごい。長い分冗長になる場面があると感じる人も多いようですが、わたしは、時折挟まれる事件とは関係のない何気ないシーンが意外と好きで効いていると感じます(たまに伏線としか思えなかったものが回収されず気になるときありますけど・笑)。登場人物それぞれの関係性やその変化も細かく演出されていて、非常に見応えがあります。

この話は登場人物が多く、それぞれが意味深なんですが、話の展開が多いので名前をなかなか覚えられないのが大変でした。BS11の相関図をお借りしました。

引用:https://www.bs11.jp/drama/img/himitsunomori_soukanzu.jpg

登場人物詳細

ここからはわたしの感想とあらすじと人物紹介を交えて。

主人公のファン・シモク検事は、幼い頃に脳の手術を受けており、感情がオモテに出ない特異な体質。それが良くも悪くも彼の個性となり、検事としての優秀さも相まって周りから一目置かれちょっと孤独な存在です。

事件をきっかけに彼が出会う女性刑事がハン・ヨジン。明るく人情と正義感に溢れる刑事で、男女や立場の違いで人を区別しない素敵な人で、男だらけの警察の中でも認められる存在です。

この二人が中心になって話が展開していくわけですが、検事と警察ってやはり相容れない部分もあり周りからは互いの協力を疎まれるようなシーンもあります。が、上記のようなキャラクター付があるので、お互いそんなことに怯むことなく協力していく姿が違和感なくて清々しい。割と大変なことがどんどん起こるのですが、検察側と警察側で相容れないはずのファン・シモクとハン・ヨジンが少しずつ信頼関係を築いてゆく様子も見どころだと思います。

また、梨泰院クラスでチャン会長を演じたユ・ジェミョンさんがここでも既得権益層の役で登場します。チャン会長のときは失礼ながらおじいさんだと思っていたのですが、秘密の森ではパリッとしていてびっくりしました。

ファン・シモクは正義感や人情がオモテに出ることはほぼないですが、淡々と不正に対して立ち向かっていきます。代わりにハン・ヨジンが感情を顕にして強者に屈しない姿勢を貫こうとする姿をみせ、ふたりの行動の原動力が似ていることが伝わってきます。社会の現在のあり方に疑問を投げかけるような終わり方だったのも良かったです。

さらに!韓国ではすでにシーズン2が放送されていたようです。今週の日曜日からNETFLIXで配信されて日本でも見れるとのこと。わたしの好きな韓国芸能人達の口からもたびたび「秘密の森2面白い!」の声が聞かれていてめちゃくちゃ期待値高まっています。

アイキャッチの引用元:http://program.tving.com/tvn/stranger