ハイバイ、ママ!|하이바이,마마!

「愛の不時着」「梨泰院クラス」「トッケビ」のあとに見たのがこれでした。見た理由は「愛の不時着」でわたしの大好きな第5中隊メンバーのピョ・チスを演じたヤン・ギョンウォンさんが出演するという情報を知ったからです(ミーハー)。あと、オンライン英会話クラスの先生も「とにかくあちこちがかわいいから見て!」と勧められたので、かわいいなら見るかという感じで笑

あらすじ

主人公のチャ・ユリを演じるのはキム・テヒ。あとで日本でも有名なRainのパートナーでなんだか才女というのを知りましたが、なにはともかく超かわいいです。多分韓流に詳しい方には知れ渡っている人なのだろうなと思いつつ、わたしは初めて拝見したので、かわいさにびっくり。

ちなみにわたしは韓流ドラマ視聴は2020年デビューなので、韓国の俳優さんや芸能人の知識はほぼないけれど、ゴルフを家族と見ることが多いので謎にゴルフプレーヤーには詳しいのです。韓国の女子プロゴルファーのイ・ボミ(好き)の結婚相手がキム・テヒの弟(俳優さんだそうです)と知ったときはひとりで超興奮してしまいました(なぜ)。あんな美しい義理のお姉さんが突然出来たらわたしデレデレしちゃいそう・・・

(わたしの中で)トッケビに続きまたもや幽霊がでてきます

娘がお腹にいる間に交通事故にあって死んでしまうのがユリ。娘の命は助かりましたが、絶望の中、生まれてきた娘を育てる夫の様子をず〜〜〜っとそばで見まもっています(みんなからは見えない)。娘はすでに保育園に通うくらいの年齢になっているところから話が展開し始めます。娘のソウを演じるソ・ウジンがめちゃくちゃにかわいいのですが、あとから知りましたが男の子だったそうです。なんかもう、男とか女とか分ける意味って…?という気分になりますね。子供は子供でその子に一番似合うスタイルで生きて!っていう。

というわけでチャ・ユリは1話以外はほとんど幽霊です。トッケビのときも幽霊がドラマにでていたので、韓国って成仏できない幽霊がそのへんにいるという概念がデフォルトなのかしら…と思いながら見ました。日本もなんとなくそういう概念ある気もしますが…今回は死神ではなく、除霊師が出てきます。トッケビの死神は人から見えず、幽霊と同じ状態?でしたが、除霊師は人間で、幽霊のことが見える設定でした。夫のチョ・ガンファは再婚して、妻オ・ミンジョンも一緒にソウを育てています。

ユリとガンファ夫婦と親しかったコ・ヒョンジョンとケ・グンサン夫妻が好き

ガンファは外科医でしたが、ユリが亡くなったときのトラウマから執刀が出来ない状態が続いていて、病院からも圧をかけられているようでした。それを心配してなんとかフォローしようとするけどなんかいまいちうまく言ってるのか謎、な心療内科医のグンサン。顔を出さずに医者という肩書とともにOOTD(Outfit Of The Day 今日のコーデみたいな感じ)をインスタにアップし、フォロワーを集めるのが好きな気楽な男です。グンサンと妻のヒョンジンがユリとガンファを出会わせたようで、ずっと親しくしていたようですが、ユリが亡くなってからは彼らもどこかギクシャクしている様子。特にヒョンジンは思うところがあるようでした。ただ、このグンサンとヒョンジン夫妻はかなり面白くていい人たちなので、期待してみてほしいです。

余談ですが、このヒョンジン役のシン・ドンミはBTSのJ.HOPEに似ていて、見ている最中に、この人お姉さんなんじゃ…いや、ちょっと年離れすぎかな…とか思うほどですので、ARMYの皆さんは是非ご確認を(何を?)。

納骨堂?にめっちゃ幽霊が集っている

トッケビでは、幽霊は主演のそこらへんをうろうろしているところしか描かれませんでしたが今回は主人公が幽霊なので、幽霊の暮らし…てるわけじゃないけど生態…もおかしいか、死んでるしな…あ、様子!が描かれていました。ユリは昼間はソウの周りをウロウロしてますが、拠点は納骨堂らしき建物で、そこに他の成仏できない幽霊の皆さんと集っていました。幽霊の皆さんを成仏させるお仕事をしている霊媒師的な人も出てきます。なんか霊媒師業界はエリアマネージャー的な制度っぽくて、ユリのエリアは成績が悪いらしく早くみんなを成仏させたいけど、情があってなかなか…という感じです。霊媒師さんいい人…

ユリが生き返るわけ

ソウの周りをうろうろして過ごしているユリですが、生きている人間からは見えません。見えないはずなのですが、どうやらソウがユリやその他の幽霊が見えていることにあるとき気付きます。そしてそれが、ユリがソウの周りから離れなかったことが原因かも…という感じに。幽霊と人間の区別がつかないソウは、幽霊の男の子についていって危ない目に合ってしまいます。それでユリは大反省し、なんとかあの子を助けたいと嘆きます。それを見かねた霊媒師さんのアドバイス?で、急にユリがこの世に生き返ることになるのです。

ユリが生き返って?

生き返ったと言っても、もちろん期限付き。混乱を避けるためユリは出来るだけ家族にばれないようになんとかソウから周囲の幽霊を引き離そうとがんばります。でも簡単に事が進むはずもなく、ユリが生き返ったと知った幽霊のみなさんが、あれやこれやとお願いをしてきます。ユリはいい子なので、あれこれやっているうちに時もすぎるし、ガンファや家族のバレるし、てんやわんやになります。

個人的には、ガンファとソウを想うユリの気持ち、ユリとヒョンジョンさんの友情、夫のガンファと一緒にいてくれて、ソウのことも懸命に育てるミンジョンにユリが抱く気持ち、ミンジョンの気持ち、ユリの死を長いこと受け止められずにいる家族との関係、そして幽霊たちとユリとの友情などなど、やさしい気持ちになるシーンがとっても多いドラマでした。ハイバイママ、というと母親の物語という感じがするかもしれないですが、総合的には「大切な人」との別れについての一つの物語だったと思います。

「アーモンド」を読んだときにも思いましたが、人生においての「大切な人」について、自分が出来ることは出来るうちにやろうと思いました。