以前ハン検5級を受けたとブログに書いていたのですが。
そのあと結果を報告&まとめるのを忘れていました。インスタグラムでは浮かれた投稿をしていて…。
無事合格
早速結論から言いますと
無事合格しておりました!
実は試験を受けた直後から「多分受かったな…」と思っていました。それくらいあまり引っかかる部分もなく問題が解けたのが実感でした。問題用紙を持ち帰ることができるので、帰宅して問題を自己採点したところ、ほとんど出来ていました。ただ、問題は、回答がマークシートなところ!時間も余裕があって何度か見直したので大丈夫だと思いますが、マークシートがずれてたらどうすることもできない…。と思いつつ合否の通知がつくのを待つことに。そして届いた通知によると!!受かっておりました。成績通知表なんていつぶりなんだ…うれしい!

点数も、自己採点通りでした。テスト中にわからなかったところの分のマイナスでした。今回は、各設問の振り返りをしています。
各設問の振り返り
○聞き取り問題
①×3問
絵が提示されており、4つの文章が読み上げられるので、その中から絵の内容に合うものを選ぶものでした。回答時間は読み上げが終わってから50秒だったかな?問題用紙に文章をメモする欄が設けられています。問題文は、簡単な単語で構成されていたので、とりあえず聞こえた通りにメモすることを優先し、50秒の間に文章の内容を精査し合うものをマークする方法で解きました。
この問題の回答の準備としてすごく役に立ったな!と思ったのは、
Duolingo
という言語学習アプリの日々の取り組みでした。このアプリで韓国語を選んで毎日問題を解いていたのですが、この時に同じような名詞と動詞を使って、少しだけ違った意味になる文章をまとまって学習できるような工夫があったように感じました。たとえば、
本が机の上にあります
本が机の下にあります
の違いは、本当に一言の違いです。ほとんど同じ内容の文章でどこを意識して聞き取れるようになると、意味の違いがわかるかというのを無意識にマスターしているように感じました。
Duolingoについては少しまとめた投稿があるのでそちらもどーぞ!
②×4問
短い文章が提示されており、一部分がカッコになっています。その文章が2回読み上げられるので、カッコに当てはまるものを選択肢から選ぶというパターンです。
この問題形式に関しては、以前紹介した
「ゼロからしっかり学べる!韓国語「文法」トレーニング」の各レッスンのあとの練習問題の一番最後の設問の聞き取り問題が役に立ちました。この本のトレーニングでは、選択肢もなく、聞き取ったままに答えを書くものです。わたしは、この問題を解くとき、事前に空白部分の前後の文章をざっと見ておき、聞こえないであろう部分に耳を集中して聞いて解いていたので、同じようにして解きました。ハン検の問題では全て数字が入る問題でした。韓国語では、固有数詞を使って数える時と、韓数詞を使って数える時で数字の後に来る助数詞が異なるので、助数詞を確認しておくことも聞き取りのヒントになります。
数字については、どんなテキストでも一度は触れていると思うので、学び始めたら早い段階で知ると思いますが、とにかく覚えるしかない部分です。Duolingoでは何度も何度も反復で問題を出してくれるので、固有数詞と関数詞ともに気づいたら数えられるようになっていました。おすすめです。
あと、個人的には、数字を繰り返し覚えているときに、どの読み方が固有数詞か韓数詞かごっちゃになっていたころ、ちょうどKPOPグループのPENTAGONの出したアルバムの中に入っていた曲が1から10までの数字を漢数詞で順に数える歌詞が散りばめられていて、こっちが漢数詞、と覚えました(個人的&独特)。「10s and」という曲です。
ちなみにこのアルバムは表題曲(っていうの?)「Do or Not」のMVやティザーのアートワークやメンバーのスタイリングもすごく明るく楽しいもので元気が出るのでお気に入りです。
③×4
問いかけなどの文が読まれて、その応答として適当なものを選ぶという問題。
これについては、とにかく読み上げられる文章を聞き取りメモすることに集中しました。1問目はちょっとそんな時間をとれませんでしたが、2問目は、1問目を解いた後に少し時間が残ったので、次の問題の回答候補4つを読んであたりをつけられるようにしましたが、基本的には聞かれたことと回答を見比べるしかないって感じです。そこまで難しいことは言われないのですが、音として言葉を理解しておくという意味では、ここでもDuolingoやっといてよかった!と思いました。とにかく短文を何回も何回も聞くので耳が韓国語に慣れます。
④×4
男女二人の会話文が提示され、後者になったほうの文章がまるごと隠れています。4つ読み上げられる文章のどれをいれたら会話が成立するかを回答します。
この問題は、表示されている方の文章が全部疑問文なので、何を聴かれているかを先に確認してから聞き取ります。基本的には全て書き取って回答を選んでいました。書き取れるくらいの短文&簡単な単語の組み合わせですが、今読み返すと一部わからなかったところがあったみたいです。でも文脈があるので、4つのうち3つがわかれば解ける問題だなと感じました。
聞き取り問題に関しては、こんなところです。Duolingoや参考書でのリスニング練習はかなり役に立っていると感じたので、これから受ける人にもおすすめの勉強法だと思います。
ちなみに聞き取り問題は、筆記問題が終わった後に回答に戻ってくるというのが禁止されているので、もしうまくいかない部分があってもその場でとりあえず全部埋めておくのがいいと思います。
○筆記問題
①×3
発音通り表記されているものを選ぶ問題
韓国語は、文字の並びによって、パッチムが次の文字の発音に関わって音が消えたり変化したりするので、そのルールの習熟度を見る問題です。これも多くのテキストが最初に教えてくれるので、いくつかのテキストを通っていたら理解できていると思いますが、頭で理解しているという感じだったのでハン検対策をやっていて具体的に表記で理解できていたのがかなり意味がありました。これも繰り返して覚えるしかない感じです!が、読めるようになると聞き取れるようになるので大事な部分ですね。
②×4、③×5
日本語の単語と同じ意味の韓国語の単語を選ぶ問題
大問2と3はどちらも日本語と韓国語の同意語を選ぶ問題です。違いは、②が同じような発音になる選択肢が4つ並んでいることでただしいスペルを理解しているかを試されて、③は意味や音など?で間違えやすそうなものが選択肢になっているので、意味を正しく理解しているかを試されている感じです。
④×5
文章の一部が隠れており、そこに当てはまる正しい選択肢を選ぶ問題
⑤×4
二人の会話文が提示され、一部が隠れており、そこに当てはまる正しい選択肢を選ぶ問題
⑦×3、⑧×3
文章の一部が隠れており、そこに当てはまる正しい選択肢を選ぶ問題
ここに関しては、言葉の意味がわからないと答えようがない問題です。問題の文章の意味がわかっていて、選択肢が3つわかれば消去法で答えを導けますが、それ以上にどこかがよくわからないと、当てずっぽうするしかないです。あとは、活用した言葉から選ぶものもあり、文章の繋がりの理解も少し必要です。わたしは問題に出てきた単語の中で
종이
の意味がちょっとわからず…。問題文が
종이가 한 ( ) 있습니다.
で、存在を表す文章だったので、選択肢の 시(〜時の助数詞) と 사리(〜歳の助数詞)は省けたんですが、残りが、명(〜名の助数詞,麺という意味も)と장(枚の助数詞,場という意味も)でした。前に来るのが数詞なので、助数詞の意味だろうというのはわかっており人数か枚数なのはわかっていたのですが、なにはともかく
종이
がなんなのかが全然わからない。
あ〜〜google先生に聞きた〜〜い!!
と強く思った瞬間でした。最終的には、こういう言葉の人を指すような言葉を聞いた記憶がないので、장(枚の助数詞,場という意味も)を選び、偶然ですが当たっていました。
종이は紙のことでした(終わったあと速攻調べた)
⑥×2
文章の下線の部分と置き換えられる文章を選択肢から選ぶ問題
これは2問だけなのですが、どちらも2点なので少し難易度が高い問題だと思います。元の文章の意味がわからないと、いくら4つの選択肢が理解できても置き換えできないので。そんなに難しい文章ではないので、初級の教則本を一通り理解していればできる内容かなとは思います。
⑨×2
提示された場面や状況のセリフとしてあうものを選択肢から選ぶ問題
ここは、コミュニケーションで使う定型的な文章を覚えておけばほぼ間違えようがない内容でした。ありがとうございます、すいませんでした、よろしくおねがいします、そうですね、大丈夫です、お会いできて光栄です、わかりません、などなどです。
⑩×5
会話が成立する文章を選ぶ問題
ここまでは、二人で2文くらいの問題でしたが、3文になっていて真ん中を答えるなど、前後の文脈を理解する必要があるやや難しい問題です。個人的には、情報が増えた方が読み取れることが多いので、解きやすいといえば時やすい気もします。
11と12
文章を読んで、【問1】空白に入れる問題を選ぶ、【問2】本文と一致する文(日本語)を選ぶ
ここまでは、短文だけでしたが、ここでいくつかの文章で書かれたひと段落の文章を読解して答える問題です。ここまでの問題をスムーズに答えられたらそんなに難しくないのではないかな?という感じです。問2の日本文が紛らわしいということでもなかったです。
まとめと現状
設問の振り返りが思いのほか長くなってしまいましたが、まとめとしては、ハン検5級については問題なく解けるレベルだなと実感できてとても自信と今後へのモチベーションにつながりました。次はTOPIK1・2かハン検4級なのかな〜と思っていますが、4級は語彙力がまだ足りないな〜と感じています。Duolingoの韓国語コースは一通りとおっているのですが、この範囲だとハン検5級のレベルなんだなぁと実感。今は、キクタンのハン検4級レベルを少しずつ進めているところです。
第56回 2021年秋季のハン検は申し込み受付中らしいです
そして現在秋季のハン検受験者は受付中とのこと。

受験日は2021年11月14日(2次試験のある級は12月5日が2次試験・5級は1次試験だけです)。オンラインの申し込み締切は2021年の10月11日です。5級であれば、今からの勉強でも受験できると思うので、今から始める人にはちょうどよい目標になると思うのでおすすめです。